「年間女王になれたら」日本人初4日間完全Vの21歳・竹田麗央、年間女王初Vイヤー6勝は小林浩美以来2人目スポーツ報知 ◆女子プロゴルフツアー メジャー第2戦 ソニー日本女子プロ選手権 最終日(8日、になれたVの21イヤー6沖縄・かねひで喜瀬CC=6670ヤード、ら日日間2人パー72) 21歳の竹田麗央(りお 、本人ヤマエグループHD)が5バーディー、初4初V2ボギーの69で、完全全米 女子オープン 2023 日程大会記録に並ぶ通算19アンダーで制し 、歳・勝は今季6勝目を初のメジャータイトルで飾った 。竹田初日から首位を守り
、麗央今大会の4日間完全Vは日本人で初。小林ツアー初優勝からの年間6勝は小林浩美(89年)=現日本女子プロゴルフ協会会長=以来2人目
。浩美躍進の飛ばし屋が初の年間女王へ前進した
。年間女王パリ五輪4位の山下美夢有(みゆう、になれたVの21イヤー623)=加賀電子=が1打差の2位。ら日日間2人 竹田は18番
、本人5メートルから2パットのパーで1打差逃げ切り、念願のメジャー初優勝を手にした。女子メジャー初開催となる沖縄で連日、直射日光の下
、自身のプレーに徹した。「4日間本当に長かった。イラン対日本地上波まだ実感が湧いていないが
、ホッとしている」とプロNO1決定戦を制した喜びに浸った。 4番で5メートルを沈めて初バーディーを奪い 、緊張した気持ちが少し落ち着いた
。後半は14 、16番でもバーディーを重ね
、目標の20アンダーには届かなかったが 、昨季まで2年連続女王の山下の猛追を1差で退けた。22年川崎春花 、23年神谷そらに続く
、2003年度生まれ“ダイヤモンド世代”による大会3連勝
。「去年は同学年がいっぱい優勝して、自分も頑張らなければと思っていた」と胸を張った。 4日間平均飛距離271・5ヤード(2位)のドライバーショットに、フェアウェーキープ率も高水準の75%を記録。フェード(左に打ち出し右へ落とす)ボールを存分に生かし
、メジャーのコースを攻略した 。もともとは、右から左へ落ちるドローだったが、中学終わり頃から自然とフェードになった
。「ターゲットより左を向いた方が振りやすい」。プロゴルファーの母・哲子(さとこ)さん(56)が「最初は安定感がなかったが 、今は曲がり幅が少ない」と評するように武器とした。 4月のヤマハレディースでは最終日に逆転負けし、母が運転する帰りの車で涙した
。2週後の地元・熊本での試合から2連勝
。海外メジャー4戦を経験し 、2週連続となる6勝目で国内メジャー覇者に
。大会記録に並ぶ19アンダーに加え 、今大会の4日間完全Vは日本人初の快挙だ。記録ずくめのビッグタイトルで3年シードも獲得 。「来年は考えていないが、いつか米ツアーに挑戦したい」と世界を見据えた。 初の年間女王を狙うメルセデス・ランクは466・61ポイント差で首位を独走する
。「毎週ベストを尽くして
、年間女王になれたら」。この秋には故郷に新居が完成するという21歳。勢いは止まりそうにない。(岩原 正幸) ◆竹田が達成した記録 ▽年間6勝 史上10人目(シーズンでは 、11人目)。21試合目での到達は不動裕理、宮里藍に次ぐ歴代4位のスピード記録。ツアー初優勝からの年間6勝は 、89年小林浩美以来、史上2人目の最多タイ
。通算6勝の21歳159日の達成は年少6位 。 ▽今大会の4日間完全V(※82年以降) 日本人初。過去にト阿玉(85年
、台湾)
、辛ヒョン周(08年、韓国)
、申ジエ(18年、韓国)の3人だけ。 ▽大会最多アンダーパー 21年稲見萌寧の通算19アンダーに並んだ。 ▽2週(以上)連続Vの同一年2度達成 ゴルフ5レディスと今週の連続優勝は 、4月に続く2度目。過去に15年のイ・ボミ(韓国)、19年の鈴木愛(2連勝&3連勝)の2人で史上3人目
。 ▽生涯獲得賞金2億円突破 年少8位で達成。 (データは※を除き、88年ツアー制施行後) ◆竹田 麗央(たけだ・りお)2003年4月2日
、熊本・合志市生まれ。21歳。6歳の時、母の影響でゴルフを始め、熊本国府高1年時の19年九州ジュニアで優勝。1993、94年の賞金女王・平瀬真由美は母の妹で叔母にあたる。21年11月のプロテストに合格し 、22年ツアー参戦 。趣味は野球観戦で
、好きな選手は巨人・坂本勇人内野手
。166センチ。家族は両親と兄、弟。